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【東日本大震災からもうすぐ13年】復興コミュニティスペース”ブレッシング・ルームより

13年前、マグニチュード9.0という日本周辺における観測史上最大の地震が発生。この東日本大震災の発生を知ったOperation Blessing International(OBI)アメリカ本部からドナルド・トムソン(現OBJ代表)に緊急支援について電話があったのは3月12日午前6時。そして地震発生から72時間後には東北の被災地で緊急物資配送が開始されました。お米をはじめとする食料支援、灯油やヒーター、発電機、眼鏡から漁船まで、迅速な支援を実施できたのは様々な方々のご協力によるものです。私たちは今に至るまで機動性と連携を大切に、”人々の苦しみを軽減し神の愛を示す”ミッションに基づき活動を続けています。

2017年には南相馬市にコミュニティ・スペース”ブレッシング・ルーム”を開設し、地域コミュニティ再生の支援ができる体制を整えることができました。これにより、親子で参加できるイベントや地域の人々をつなぐゴスペル教室、憩いの場となるカフェやイベントスペースとしても活用されています。

福島県では、子どもの心のケアとして移動絵画教室から始まった”あとりえほーぷ”、原発事故の影響で屋外活動が制限された子ども達のための児童クラブ、夏休みには放射線量を気にせず伸び伸びと過ごせるよう県外へのサマーキャンプなどを実施してきました。

東日本大震災

「ブレッシングルームではスタッフの皆さんが笑顔で迎えてくれるので、私自身も人と話すことが増えました。」そう話すのはお子さんが放課後児童クラブを利用しているKさん。お子さんもお母さんも、イベントに参加したことで工作やクッキングなど、作ることに興味を持つようになったそう。震災から13年、どれくらい回復したかをお聞きすると、「60%くらい。食べ物については気をつかわなくてもよくなりました。」とお話してくださいました。

東日本大震災
東日本大震災

1人から始まった放課後児童クラブも現在は登録児童数56名に。学校の垣根を超えて1年生から6年生まで交流しています。子ども達に笑顔が増えると、大人の笑顔も増えます。
「自分は受け入れられている、愛されている」存在であることに自信を持ってもらいたい、自分を大切に、そして隣人を大切にすることができるように、そう願いながらスタッフは子ども達と向き合い関わり続けています。


~あなたの若い日に、あなたの創造主を覚えよ。(伝道者12:1)~
最後にKさんより能登半島地震について、「大変な被害に遭われた皆様にお見舞い申し上げます。他人事とは思えません。まるっきりではありませんが、必ず回復します!」とのメッセージをいただきました!

東日本大震災支援活動 動画レポート

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