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メガネで未来への新しい「視野」

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宮城県本吉郡南三陸町志津川平磯ー今日も被災者が待ちに待ったメガネを平磯という小さな漁村に届けに行きました。10日前に検眼を行った所です。メガネをもらった皆さんは、はっきり見える事にとても喜んでいました。

blog_110512_02届けた後には案内人の佐藤さんと妹さんがさらに壊滅的被害を受けた漁村へ案内してくれ、登米町へ行くよう依頼されました。登米町という内陸部に避難していたのは戸倉という被害にあった漁村の方たちでした。この避難所でオペレーション・ブレッシングはメガネクリニックを開くため招待されました。この避難所での案内人の近藤さんは平磯の方で案内人をしてくださった佐藤さんの同僚であり、お二人が働いていた病院は壊滅的被害に遭いました。近藤さんは現在この避難所で夫、2人の子供と両親と暮らしています。地震と津波が来たときには全員別の場所にいました。どうにか全員近くの避難所にたどり着きましたが、全員同じ避難所に集まる事ができるまでは5日かかりました。

検眼をしてもらった皆さんが喜んでいたのを近藤さんが伝えてくださいました。彼女に避難所での生活がどれだけ忙しいものなのか教えていただき、200人の避難者皆一人一人役割があるのだと言っていました。日本の避難所というのはとても早く組織化されていて皆が一緒に助けて行くという印象がありました。自炊し、自ら掃除し、お互いを助けていくのです。明日は大須という壊滅的被害を受けた村にメガネクリニックを開きに行きます。ここはさらに壊滅的被害を受けた石巻市のすぐ北に位置します。オペレーション・ブレッシングはこのように活動し続け、希望と新しい「視野」を届け続けます。

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