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【福島:心のケア】実体験が子どもたちの肯定的な気持ちを育てる

「作品を創る」ことは自分自身と向き合う時間であり、作品は自分の心を映すということができます。
作品を一つ一つ創り上げることが、新たな自信と達成感に繋がっていきます。

【福島:心のケア】実体験が子どもたちの肯定的な気持ちを育てる

福島の子どもたちの心の復興を支援しているオペレーション・ブレッシング・ジャパンの「あとりえほーぷ」。
今月も南相馬市の太田児童クラブにおじゃましました。
すっかり秋も深まり、児童クラブの中も紅葉を模した色紙の飾りなどで鮮やかに彩られてしました。
太田児童クラブでは、いつも20名ほどの子ども達が参加してくれます。

【福島:心のケア】実体験が子どもたちの肯定的な気持ちを育てる

【福島:心のケア】実体験が子どもたちの肯定的な気持ちを育てる

この日も授業を終えた子ども達が続々と集まってくれました。
今回のあとりえほーぷでは、特別な絵画技法を用いて、絵の具で自分自身を表現してもらいました。
一つ目の技法はスパッタリング(霧吹き)です。
絵の具を目の細かい網に塗り、それをブラシでこすることで、絵の具を小さな粒にして画用紙に飛ばす技法を指します。
二つ目の技法は、ドリッピング(吹き流し)です。
これは水を多く含んだ絵の具を筆にしみこませ、筆から絵の具を滴らせてストローで吹くという技法です。
子ども達はいつもと違った絵の具の使い方に最初は戸惑いつつも、慣れてくるとどんどん絵の具の飛沫を画用紙に飛ばして、思い思いの色や形を描いていきました。

【福島:心のケア】実体験が子どもたちの肯定的な気持ちを育てる

【福島:心のケア】実体験が子どもたちの肯定的な気持ちを育てる

【福島:心のケア】実体験が子どもたちの肯定的な気持ちを育てる

好きな道具を選んで、画用紙に様々な色を散らしていく子ども達の表情は真剣そのもの。
「ここのグラデーションどう?」
「これ何に見えるかな?人に見えるかな」
とスタッフに問いかけながら、自分自身が表現したいものを真っ白な画用紙から作り上げていきました。

あとりえほーぷでは、子どもたちが受け身でなく、自らの手で自分を表現するという実体験を大切にしています。
あとりえほーぷでの体験が、子どもたちの肯定的な気持ちを育て、今後大人になっていくための大きな糧になることを願っています。
復興は容易にいかないことですが、未来を担う子どもたちが前向きに、力強く成長していけるよう、復興の歩みに寄り添いながら支援を続けていきます。

■福島心のケア 支援の窓口
支援</p> <p>のお願い

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