【ウクライナ越冬支援】心も体も温まる燃料を届ける

一歩外に出れば、霜と雪に覆われた冬の寒さがウクライナの人々を迎えます。オペレーション・ブレッシングは、ウクライナ東部の1,000を超える脆弱な家庭に、ひまわりの殻から作られた暖炉で燃やすための練炭を届け、周囲で戦争が激化する冬を乗り切れるよう、タイムリーかつ適切な支援を行っています。冬の嵐、氷点下の気温、頻繁ウクライナな砲撃、絶え間ない爆発でひび割れた家など、前線地域に住む人々にとっては悲惨な状況です。

クラホフの町への練炭の配達中、我々はオレナ・サイチュクさんに会いました。52歳のオレナさんは、快適で暖かい家を目指して生涯を過ごしてきました。戦前は地元のカフェでコックとして働き、健康、仕事、家庭と安定した生活を送ることができました。
しかし、2014年の戦争がもたらした混乱と恐怖、そして2022年の本格的な侵攻によって、彼女は大切なものすべてを奪われました。カフェは閉店し、仕事を失い、毎日の砲撃で自宅の一部が損壊しました。

「このような大変な時に、このような支援をしていただき、とても感謝しています。このような寒さの中、燃料のない生活は悲惨です。病気になったり、凍死することさえあります。燃料を買うお金もありません。だから、このような深刻な事態を解決してくれて本当にありがとうございます。これで心配はありません。皆さんのご支援と心遣いにとても感謝しています」、とオレナさんは喜びを語ってくれました。

このプロジェクトは、ジャパン・プラットフォームの助成金を受け、オペレーション・ブレッシングとウクライナのパートナーを通じて実施されています。これらの家々では、暖炉の火が彼らの体を暖め、心に希望を灯します。このような努力のおかげで、これらの人々はこの戦争中の厳しい冬を乗り切ることができるようになります。

この越冬支援は、現地の治安状況を監視しながらの大変危険な状況下で行われているプロジェクトです。活発な紛争州のため、ロシアからの爆撃や砲撃、不発弾の被害にあうリスクもあります。
どうぞ活動にあたる現地協力団体スタッフ、また住民の安全のためのにお祈りください。
これから長く続く冬を迎える避難民の方々へ、温かな暖炉を通し希望の光が刺し続けるように、皆様の思いやりに富んだご支援をよろしくお願いします。