ウクライナの孤独な父親が癒されるまで
どれだけ時間が経っても、戦争が激化する中、ウクライナのことは今でも私たちの頭の中にあり、心の中にあります。皆さんの思いやりが、ユーリのような人生を変えてきました。温かいご支援が、どうしようもない状況に打ちのめされているウクライナの孤独な父親に癒しをもたらす手助けをしてくれました。手が差し伸べられなかったら、彼は今生きていなかったかも知れません。
昨年の秋、また空襲警報が鳴り響く夜、朝になっても終わらないだろうかと思っていたその時、突然、あまりにも近くに聞こえる爆発音で家が揺れました。すぐに逃げようとしましたが、遠くに行くことはできませんでした。暗闇の中で、彼はアパートの敷居につまずき、体に焼けるような痛みを感じたのです。
ありがたいことに、彼はその夜を乗り越えることができました。しかし、ユーリはすぐに自分の運動能力のほとんどを失っていることに気づきました。彼は一人暮らしで、食事を作ることも、水を汲むことも、簡単にトイレに行くこともできません。戦争のため、彼は何ヶ月もの間、ウクライナの別の地域に住む一人娘と連絡が取れなくなっていました。避難していない数少ない近所の人たちは病院に行くよう勧め、怪我から数週間後、ついにユーリは病院に行くことに同意しました。
医師らは、大腿骨を損傷しているため、手術しなければ永久に障害を負う可能性があると伝えました。ウクライナのこのような危険な地域で彼と同じように暮らすことは、致命的になる可能性があります。問題は、ユーリには手術を受ける余裕がないことでした。彼は本職は勤勉な仕立て職人ですが、戦争中で仕事が不足していたのです。そこで彼のためにオペレーション・ブレッシング現地チームが支援に動き、彼は無料手術という一生に一度のチャンスを手に入れました。
退院する頃には、自分で歩けるようになりました!それでも、彼が直面したリハビリのプロセスは長いものでした。私たちのボランティアは、ユーリが5階のアパートへの階段を上ることも、爆撃から逃れることもできないことを知っていました。彼らは彼を提携リハビリテーションセンターに連れて行き、思いやりのあるクリスチャンコミュニティと一緒に時間を過ごすことができました。何よりも、彼は今、いつか娘と再会する機会が来ると信じて待っています。
「近くに親戚もいないので、私は自分の問題を一人で抱えてしまいました・・・しかし、神は私を問題を抱えたまま放置しませんでした。オペレーション・ブレッシングのボランティアと医師の援助に非常に感謝しています。」
ウクライナの孤独な父親に癒しを与えてくださってありがとうございます!
ユーリはもう一人ではありません。皆さんが支援してくださった他の多くのウクライナ人も同様です。
昨年、多くの寛大なご支援により、ウクライナとポーランドで懸命に活動が行われ、食料、燃料、激励、そして衛生用品、衣類、毛布などの重要な物資を、困っているウクライナ人に提供することができました。
ウクライナの苦しい状況にはまだ終わりが見えません。
引き続きご支援をどうぞよろしくお願いいたします。