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【トルコ】地震から3ヵ月 移動診療所による医療支援とフードボックス支援

2月6日、マグニチュード7.8の大地震がトルコ南東部を襲ってから、5月6日で3ヵ月となりました。
この大地震で隣国シリアと合わせて5万6000人超が犠牲になった被災地では、復旧・復興に向けた努力が続く一方、今も多くの人々が仮設住宅やテントで不自由な避難生活を送っています。300万人が自宅に住むことができなくなり、160万人が避難所などでの暮らしを続け、今も人道援助を必要としています。

オペレーション・ブレッシングは、十分な支援が行き届いていないハタイ県のコミュニティへ定期的な食糧配給支援を続けています。
また、大規模なインフラの破壊によって水道水が広範囲で汚染されたことから、浸透膜式浄水装置を導入し安全な水を行い、移動診療所による医療支援、被災者家族を支えるフードボックス支援も展開しながら、過酷な状況下で生活する被災者を支え続けています。

「怪我による激痛、治療するすべなく耐えるしか…」

地震が起きた際がれきの下敷きになり、靴をなくしてしまったガムゼさん。避難するときに裸足でガラス片の上を歩かざるをえず、足裏を裂傷しました。
地震によって多くの病院や医療スタッフを失ったため、治療を受けられずひたすら痛みに耐えていました。
オペレーション・ブレッシングはこの深刻な医療不足を解決するため、安全で質の高い医療サービスの提供できる移動診療所を導入。
ガムゼさんのように外傷の痛みに苦しむ被災者や、日照りからくる皮膚の病気を訴える方々の治療にあたりました。
幸いガムゼさんは順調に回復に向かっており、改めて感謝の気持ちを私たちに伝えてくれました。

「私たちのためにトルコまで来てくれて、本当にありがとうございます。
このようなところに医療を届けてくれて、心から感謝しています。」

大家族での避難生活、食料も底を尽き…

庭先に建てた粗末なテントで、家族全員で避難生活を続けていたアリ・ドグロウさん。ひとつのテントに大人数の家族が避難せざるをえず、食料もわずかで、身も心も限界を迎えていました。

「私の家は倒壊しませんでしたが、亀裂がたくさんあり、怖くて中に入れませんでした。十分な食料も滞在に適したテントもなかったため、今後のことを考えて希望をなくしていたんです。そんなとき、オペレーション・ブレッシングからたくさんの食べ物が届いて、本当に安心しました。神様にこころから感謝しました。」

オペレーション・ブレッシングは、今後数週間の基本的なニーズを満たすフードボックスをドグロウさん一家にお届けし、砂糖や米、小麦粉、食用油、パスタ、水などが詰められたフードボックスは、明日をどのように生きるか追い詰められていたアリさんにとって大きな励ましとなりました。

被災地の多くのコミュニティは復興が進まず、生活の再建のめどが立たない家族がいまも継続的な助けを必要としています。被災地の復興と生活再建は始まったばかり。オペレーション・ブレッシングはは時間の経過とともに変わる被災者のニーズを見極めながら、適切な支援へとつなげています。
2000円で1家族のお腹と心を満たす、オペレーション・ブレッシングのフードボックス支援にもどうぞご協力をお願いします!


トルコ地震 緊急災害 フードボックス支援

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