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ゲットーから貧困へ

オペレーション・ブレッシングは、第二次世界大戦中に祖国で迫害され、イスラエルに移住してきてからも貧困のなかで暮らすユダヤ人を支援しています。

19世紀半ばから20世紀半ばにかけて、ルーマニアのユダヤ人はさまざまな迫害を受けていました。リリアンは、第二次世界大戦中に、家族とともにゲットー(ユダヤ人強制居住地域)に移住させられました。

ゲットーでは、幼いリリアンも姉妹とともにこまごました仕事をさせられ、父親は戦地に送られました。母親は毎晩、ゲットーを抜けだして近くの町でお針子の仕事をし、わずかな食料をもらってきました。

戦後、一家はゲットーから解放されましたが、生活の保障はなにもありませんでした。そこで、同じ境遇のユダヤ人の多くがそうしたように、彼らもイスラエルに移住しました。けれどもイスラエルでも生活は厳しいままで、リリアンは今日でも食べていくのがやっとの暮らしをしています。リリアンと夫のわずかな収入では家賃と少しの食料を買うのが精一杯で、冬の間の暖房費や夫の薬代までまわりません。

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オペレーション・ブレッシングは、リリアンとその家族が家に暖房を入れ、必要な薬を購入し、貯蔵庫に食料を満たすお手伝いをすることができました。

私たちが、イスラエルだけでなく世界各地で困難な状況に苦しむ人々に食料や医薬品や安全な水を届け、その生活を変えることができるのは、皆様のご支援のおかげです。

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