【特別インタビュー】Syanさん 世界的バルーンパフォーマーに聞く
Syanさんプロフィール
18年以上のバルーン歴を持ち、2009年にプロパフォーマーに転向
2015年にはベルギーで行われたバルーンの世界大会ステージ部門にて優勝し、バルーンパフォーマーの世界チャンピオンとして認められる。
国内最高のスピードとテクニック、特殊なギミックや魔法の様な演出でスタイリッシュなショースタイルを得意とする。
プロ転向1年目の2009年には日本のバルーン三大大会である「JBAN(ジェーバン)「QBAC(キューバック)」「Twisters(ツイスターズ)」の全てで優勝を獲得するという日本初の快挙を達成し、現在は各大会の講師やゲストとしても活躍する。
福島復興支援あとりえほーぷスペシャル『かっこいい大人に学ぼう!』で素晴らしいパフォーマンスを披露し、子どもたちにバルーンアートの講師をしてくださった Syanさんにお話を伺いました。
18年以上のバルーン歴を持ち、2009年にプロパフォーマーに転向
2015年にはベルギーで行われたバルーンの世界大会ステージ部門にて優勝し、バルーンパフォーマーの世界チャンピオンとして認められる。
国内最高のスピードとテクニック、特殊なギミックや魔法の様な演出でスタイリッシュなショースタイルを得意とする。
プロ転向1年目の2009年には日本のバルーン三大大会である「JBAN(ジェーバン)「QBAC(キューバック)」「Twisters(ツイスターズ)」の全てで優勝を獲得するという日本初の快挙を達成し、現在は各大会の講師やゲストとしても活躍する。
福島復興支援あとりえほーぷスペシャル『かっこいい大人に学ぼう!』で素晴らしいパフォーマンスを披露し、子どもたちにバルーンアートの講師をしてくださった Syanさんにお話を伺いました。
●自由な表現方法が面白いなとはじめた…
インタビュアー:
最初に、バルーンアートを始められたきっかけを教えてください。
最初に、バルーンアートを始められたきっかけを教えてください。
Syanさん:
バルーンに興味を持ったきっかけは、高校の文化祭で先輩がバルーンを捻って色んなものを作っているのを目にしたことです。
その作り方にすごい特色がありまして、ちょっとバランスを変えるだけで様々な形に変化する自由な表現方法が面白いなと思いました。
ただ、バルーンアートとしては趣味でやっていたので…
実際にステージに経つようになったのは、バルーン一本で食べていけるか、自分自身の実力だけでどこまでやっていけるのかを試してみたくて、それでプロに転向しました。
バルーンに興味を持ったきっかけは、高校の文化祭で先輩がバルーンを捻って色んなものを作っているのを目にしたことです。
その作り方にすごい特色がありまして、ちょっとバランスを変えるだけで様々な形に変化する自由な表現方法が面白いなと思いました。
ただ、バルーンアートとしては趣味でやっていたので…
実際にステージに経つようになったのは、バルーン一本で食べていけるか、自分自身の実力だけでどこまでやっていけるのかを試してみたくて、それでプロに転向しました。
●もっと大きいものを目指してみようと挑戦した
インタビュアー:
バルーン世界大会の優勝経験もございますが、そこに至るまでどれくらいの訓練をされたのですか?
バルーン世界大会の優勝経験もございますが、そこに至るまでどれくらいの訓練をされたのですか?
Syanさん:
はじめてバルーンを触ってからそこまでは16年くらいなんですけど、実際に取りにいこうと思ったのはその前の年ですね。
日本での大会は色々あって出たりしてたんですけど、パフォーマンスをしている他の仲間たちがほとんど世界大会優勝とか、シルクドソレイユという有名なサーカスに登録されていたりして、僕ももっと大きいものを目指してみようかと思い挑戦することにしました。
はじめてバルーンを触ってからそこまでは16年くらいなんですけど、実際に取りにいこうと思ったのはその前の年ですね。
日本での大会は色々あって出たりしてたんですけど、パフォーマンスをしている他の仲間たちがほとんど世界大会優勝とか、シルクドソレイユという有名なサーカスに登録されていたりして、僕ももっと大きいものを目指してみようかと思い挑戦することにしました。
●震災が起こった一、二ヶ月後から
インタビュアー:
以前からオペレーション・ブレッシング・ジャパン主催のイベントにご協力いただいてきましたが、バルーンアートを通じた被災地支援はその前からされていたのでしょうか?
以前からオペレーション・ブレッシング・ジャパン主催のイベントにご協力いただいてきましたが、バルーンアートを通じた被災地支援はその前からされていたのでしょうか?
Syanさん:
支援に関しては、震災が起こった一、二ヶ月後から、知り合いの繋がりで片付けや搬入などの手伝いをさせていただきました。
バルーンを通して初めて関わったのは石巻で、震災の年の夏祭りに参加させていただきました。
支援に関しては、震災が起こった一、二ヶ月後から、知り合いの繋がりで片付けや搬入などの手伝いをさせていただきました。
バルーンを通して初めて関わったのは石巻で、震災の年の夏祭りに参加させていただきました。
●町を復興させようとする勢いを感じた
インタビュアー:
福島といいますと、地震・津波・原発事故の三重苦を被った地としてニュースでも大々的に放送されてきましたが、実際に現地に入ってみてご自身で何か感じたことはありますか?
福島といいますと、地震・津波・原発事故の三重苦を被った地としてニュースでも大々的に放送されてきましたが、実際に現地に入ってみてご自身で何か感じたことはありますか?
Syanさん:
震災から数ヶ月後海岸線沿いを車で通ったりしていたので、被災地の悲惨な状況はひしひしと感じていたのですが
その場所で生活しておられる方々の「町を復興させようとする勢い」というものも同時に強く感じました。
もちろん心に傷を抱えてらっしゃると思うのですが、皆さん気丈に振る舞われていて、その時々に行われるお祭りやイベントを楽しもう、
今を生きていこうという姿勢がとても印象的でした。
震災から数ヶ月後海岸線沿いを車で通ったりしていたので、被災地の悲惨な状況はひしひしと感じていたのですが
その場所で生活しておられる方々の「町を復興させようとする勢い」というものも同時に強く感じました。
もちろん心に傷を抱えてらっしゃると思うのですが、皆さん気丈に振る舞われていて、その時々に行われるお祭りやイベントを楽しもう、
今を生きていこうという姿勢がとても印象的でした。
●どんなに小さな夢でもまずやってみること
インタビュアー:
自分の好きなことや夢に向かって頑張っている福島の子どもたちに何かメッセージを頂けますでしょうか?
自分の好きなことや夢に向かって頑張っている福島の子どもたちに何かメッセージを頂けますでしょうか?
Syanさん:
いまの時代は意外と優しい時代だと思っています。
ちゃんと働いて自分の夢にまっすぐ頑張っていれば、安定した収入を得ることができるチャンスが社会にはたくさんあると思っています。
働き方とか努力の方向性を間違えさえしなければ、それだけでどんなにマイナーなことでも生きていくための収入を得たり、社会に認められたりすることが出来ると思います。
なので、とりあえず正しい方向の努力を続けるっていうことと、どんなに小さな夢でもまずやってみることかなと思います。
世の中に色んな人がいて色んな仕事がたくさんありますので。
いまの時代は意外と優しい時代だと思っています。
ちゃんと働いて自分の夢にまっすぐ頑張っていれば、安定した収入を得ることができるチャンスが社会にはたくさんあると思っています。
働き方とか努力の方向性を間違えさえしなければ、それだけでどんなにマイナーなことでも生きていくための収入を得たり、社会に認められたりすることが出来ると思います。
なので、とりあえず正しい方向の努力を続けるっていうことと、どんなに小さな夢でもまずやってみることかなと思います。
世の中に色んな人がいて色んな仕事がたくさんありますので。
●変化を続ける努力
インタビュアー:
「正しい方向の努力」とはどのようなことを指しますでしょうか?
「正しい方向の努力」とはどのようなことを指しますでしょうか?
Syanさん:
自分的には「変化のある努力」ですかね。日本人はよく一つのことを続けることに努力という言葉を使う感じがするんですが
物事ってその時代とか自分の段階によって結構変動していきますよね。
例えばある段階に達したら、もっと上を目指すために何か大きな一歩を踏み出さなきゃいけない時がくると思うんです。
その一歩を踏み出すことが、僕の考える努力ですね。
自分的には「変化のある努力」ですかね。日本人はよく一つのことを続けることに努力という言葉を使う感じがするんですが
物事ってその時代とか自分の段階によって結構変動していきますよね。
例えばある段階に達したら、もっと上を目指すために何か大きな一歩を踏み出さなきゃいけない時がくると思うんです。
その一歩を踏み出すことが、僕の考える努力ですね。
●純粋に子どもたちが好きなもの、将来に向けて何かを学べるものを
インタビュアー:
最後になりますが、今後も福島支援を継続していくオペレーション・ブレッシング・ジャパンの活動に対して、何か期待していることはありますか?
最後になりますが、今後も福島支援を継続していくオペレーション・ブレッシング・ジャパンの活動に対して、何か期待していることはありますか?
Syanさん:
「震災があるからこういう機会がある」というよりは
普通に「子どもがいるからこういうイベントがある」というような形でこういった機会を今後も提供できればいいのではないでしょうか。
純粋に子どもたちが好きなもの、将来に向けて何かを学べるものを、たくさん届けていくことが大事だと思います。
時間が経つにつれて被災地から求められるニーズも変わってくると思うのですが、それに応じて支援の形も自由に変化していって良いと思います。
「震災があるからこういう機会がある」というよりは
普通に「子どもがいるからこういうイベントがある」というような形でこういった機会を今後も提供できればいいのではないでしょうか。
純粋に子どもたちが好きなもの、将来に向けて何かを学べるものを、たくさん届けていくことが大事だと思います。
時間が経つにつれて被災地から求められるニーズも変わってくると思うのですが、それに応じて支援の形も自由に変化していって良いと思います。
「あとりえほーぷ」は、月に4回南相馬市各地で開催しています。
南相馬市内在住のお子様であればどなたでも参加できますので、ご興味のある方はぜひ一度足を運んでみてください。
オペレーション・ブレッシング・ジャパンは、これからも様々なイベント活動を通し福島から元気と希望を発信し続けます。
この希望の輪がさらに全国へと広まっていくよう、皆様のご支援を宜しくお願い致します。
■福島復興 支援の窓口
南相馬市内在住のお子様であればどなたでも参加できますので、ご興味のある方はぜひ一度足を運んでみてください。
オペレーション・ブレッシング・ジャパンは、これからも様々なイベント活動を通し福島から元気と希望を発信し続けます。
この希望の輪がさらに全国へと広まっていくよう、皆様のご支援を宜しくお願い致します。
■福島復興 支援の窓口