健康になったウェイリー
by ホリー・ドレイク/ポルトープランス(ハイチ)発
ほとんどの幼児は、2歳にもなれば、いちど眠りにつけば一晩中ぐっすり眠り、さかんにおしゃべりをし、年長の子供たちとの遊びを楽しむようになります。けれども、小さなウェイリーはそうではありませんでした。
ウェイリーには生まれつき臍(さい)ヘルニアがあったからです。臍ヘルニアはいわゆる「でべそ」ですが、彼女の場合は内臓の一部が飛び出すほどの大きさだったので、兄弟と活発に遊ぶこともできず、夜も熟睡できませんでした。
臍ヘルニアは手術をすれば治りますが、ウェイリーの母親は貧しく、手術の費用を工面することができません。この話を聞いたオペレーション・ブレッシング・インターナショナル(OBI)は、家族の金銭的負担なしにウェイリーが手術を受けられるように手配しました。
手術を受けたウェイリーが退院した日、OBIのスタッフは病院の近くの家に彼女と母親を連れていって一息つかせ、様子を観察してから、自宅に送っていきました。
「手術後のウェイリーは、手術前とは別人のようでした」とOBIのスタッフは言います。「彼女は満面の笑みを浮かべて、パチパチと手を叩いていました。元気いっぱいで、友達や兄弟とよく遊んでいました」。
今、ウェイリーは家族と一緒に暮らしています。一晩中ぐっすり眠れるようになり、食欲も増してきました。手術を乗り越えたウェイリーの前には、明るい未来が広がっています。
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