クリスマスに寄せて

もうすぐクリスマスがやって来ます。私も子供の頃一番楽しみにしていた季節なのです。そのわけはただひとつ、「プレゼント」です。この日になれば、親からも、遠いイギリスの親戚からも、プレゼントが届きました。また、当時日本で買えなかった特別なプディングやお菓子も届きました。子どものころは、自分が何を貰えるかばかり考えていましたが、大人になると、自分の子どもに何をプレゼントしようかの楽しみに変わりました。

私たちオペレーション・ブレッシングは、慈善団体として、自分が何を貰えるかより、何を与えられるかを常に考えています。また、その精神を広く伝えたいと思っています。普通に暮らしている方々は勿論ですが、多くの支援を頂いた被災者が、いつかは与える者に変わって欲しいと思っています。震災前は、他の人を助けることは全然考えていなかったある東北の漁師さんが、震災後、自分がオペレーション・ブレッシングによって助かったから、復興したら、困った人を助けようという心に変わりましたと話してくれた時に本当に嬉しかったことを覚えています。

最近のフィリピンの台風による大災害のあと日本からも、多くの支援が施されてます。私たちオペレーション・ブレッシング・ジャパンはこのような「思いやりのプレゼント」を届けるためのパイプ役として働いています。

是非このクリスマスの時期に、プレゼントを考える時に、まだ福島で苦しんでいる方々、東北でまだ復興されていない住民、また、フィリピンで基本的な生活が出来ない多くの家族のことを思い出してください。

Merry Christmas!