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【福島:心のケア】人口が激減した南相馬の子どものために

福島の被災地に住む子どもの心のケア支援として活動しているオぺレーション・ブレッシングの「あとりえほーぷ」。
雨がぱらつく2016年6月24日訪れたのは、南相馬市原町区の太田生涯学習センターです。

【福島:心のケア】人口が激減した南相馬の子どものために

【福島:心のケア】人口が激減した南相馬の子どものために

今日は「雨の音を再現しよう!」というテーマで、民族楽器であるレインスティックをみんなで作りました。
レインスティックは、枯れたサボテンにサボテンの針を刺し
中に入れた小石がその針に当たりながら落ちていくことで、雨のような音がなる楽器のことです。
もともとはアフリカが発祥と言われている、このレインスティックを、今回はラップの芯とつまようじ、そして小石を使って作ります。

芯につまようじを刺し、小石を中に入れながら、自分だけのレインスティックの音を作り出していきます。
色紙やクラフトテープ、ビーズなどで飾りつけを行えば、耳だけではなく目でも楽しめる世界にたった一つのレインスティックの完成です!
子ども達に、完成したレインスティックの音色を聞かせてもらいました。
ある子のレインスティックは、小雨のように穏やかな音、またある子は、土砂降りのような激しい雨音と
入れた小石の量によって音の鳴り方に差があり、非常に面白い仕上がりになりました。

【福島:心のケア】人口が激減した南相馬の子どものために

【福島:心のケア】人口が激減した南相馬の子どものために

【福島:心のケア】人口が激減した南相馬の子どものために

この「あとりえほーぷ」では、子ども達が自分の思いや考えを工作で自由に表現することを通して、心の癒しや個性の成長につなげることを目的としています。
南相馬市は原発事故の影響もあり、子どもも大人も人口が急激に減少してしまいました。
そのため、子どもたちの心が育つために必要な、人々との健全な交流の機会もまた激減しています。

そこで活動を通して「一人一人が大切な存在だよ」というメッセージをスタッフが伝えることで、子ども達に希望をもって成長してほしいという願いを持っています。
いろいろな体験を通じて、持っている感性や能力を引き出し、高めていくきっかけづくりをしています。

被災地で暮らす保護者の方から聞くのは、将来を担う子ども達の「生きる力」を伸ばしてあげたいということ。
オペレーション・ブレッシング・ジャパンでは、活動を通してこれからも福島の子ども達に寄り添い、彼らの本来持っている力を十分に発揮できるよう支援を行ってまいります。

■東日本大震災 支援の窓口
支援</p> <p>のお願い

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