【東北 心のケア】手のひらに金継ぎの器
手のひらにのった小ぶりの器。
器に筋が入っていて、一見、今にも壊れそうなあやうさを思わせますが
しっかりと「継ぎ」が施されています。
仙台市太白区西多賀に「ひろ埜」という肥前陶磁のお店があります。
先日、このお店で「金継ぎ」された磁器を見つけました。
日本には割れた器を漆でつけ、さらに金や銀で装飾する
「金継ぎ」という伝統技法があります。
壊れた器に「再び命を吹き込む」ことで、あやうさよりも、むしろ時を経た「強さ」や「美しさ」を感じ取ることができます。
今、私は東北で「心的外傷後成長(PTG)」についてのお話とワークショップを定期的に開催しています。
たとえば戦争や、大災害を経験して心に大きなダメージを受けても、人はまた立ち上がれる可能性がある。
「金継ぎ」の器のように、以前よりも「強く、美しく」。
その可能性についてお話しさせていただいています。
もしこの「PTGワークショップ」に興味がございましたら、ぜひご相談ください。
※大変申し訳ございませんが、傾聴の会や自治体、福祉関係など、グループでのワークショップが対象となります。
ご了承下さい。