1. HOME
  2. Activity Reports
  3. 今日は防災とボランティアの日~今すぐできるローリングストックで備えよう!~

今日は防災とボランティアの日~今すぐできるローリングストックで備えよう!~

今日1月17日は「防災とボランティアの日」です。
1995年1月17日に発生した阪神淡路大震災から支援や復旧における災害ボランティア活動の重要性が広く認識されたことを契機として制定されました。

災害のニュースを聞くたびに、「わが家の防災も見直さないと!」と思い立つ人も多いのではないでしょうか?
ハザードマップや最寄りの避難所の確認、非常用持ち出し袋や救急セットの用意、防災グッズの購入…
やることが多くて、何から手を付けようか迷ってしまいますよね。

そこで今回は、すぐに始められる「ローリングストック」に焦点を当ててご紹介します。
日常で使っているものをちょっと多めに用意するだけで始められますので、家庭の防災の一環としてぜひ参考にしてみてください。

ローリングストック

そもそも「ローリングストック」って?

ローリングストックとは、災害への備えとして「普段の食品を少し多めに買い置きしておき、 賞味期限を確認し古いものから消費し、消費した分を買い足すことで、 常に一定量の食品が家庭で備蓄されている状態を保つ方法」を指します。
日持ちする食料の買い置きを災害時に使うことをイメージして消費するこの方法は、消費と備蓄を繰り返すだけなのですぐに始められますし、お財布にも優しいのが特徴です。

大災害発生時、公的な支援物資はすぐに届くのが難しく、コンビニなどのお店にも人が殺到し、食べ物が無くなる可能性があります。もしもの時に備えて、常日頃からご家庭で非常用の食料を確保できるように意識していきましょう。

備蓄量はどれだけ必要?

では、どれだけの量をストックすれば十分なのでしょうか。
災害時には、流通もストップし、食料の外部からの救援は7日間くらい来ないと思わないといけないと言われ始めています。非常に広い範囲で甚大な被害が及ぶ可能性がある南海トラフ地震も想定すると、「1週間以上」の備蓄が安心と言えそうです。

「一週間も大変そう!」と考えがちですが、初日は冷蔵庫の食料品など痛みやすいものから食べ、次に冷凍庫の食料品、そして常温で保存のきくもの、最後に乾麺、缶詰などを食べるように工夫すれば、案外難しくないかもしれません。

ローリングストックで欠かせないもの その➀飲料水

日ごろ備えておきたい飲料水は、一人一日3ℓといわれています。つまり、3人家族で一週間分の備蓄の場合63ℓとなり、かなり大量になります。一気に買って運ぶのは大変なので、少しずつ備えていきましょう。
水道水を汲み置きするときは、以下の方法が推奨されています。

「水道水をくみ置きするときは、清潔でフタのできる容器に口元いっぱいまで入れて下さい。
直射日光を避ければ3日程度は飲料用として使用することができます。(なお、浄水器をとおした水は塩素による消毒効果がないため、毎日くみ替えて下さい。)くみ替えた水は、掃除や洗濯などにご使用下さい。」
東京都水道局

ローリングストックで欠かせないもの その②パスタなどの乾麺

主食類の中で最も備蓄しやすいのが、ほとんど水分を含んでいない乾麺のパスタです。賞味期限が約3年と長いため無駄にすることなく保存でき、レトルトや缶詰のパスタソースを合わせて備蓄しておけば飽きることなく食べられます。
お湯があれば調理の必要なく食べられる、インスタント麺もお手軽に備えられるのでおすすめです。こちらは油で揚げているため、賞味期限が半年程度と短いものが多いので賞味期限内に食べきれる量をきちんと見定めて、購入しておきましょう。
カセットコンロとガスのセットの備蓄も忘れずに!

ローリングストックで欠かせないもの その③嗜好品などのお菓子

チョコレートやクッキー、ポテトチップスといった菓子類の日常備蓄も、非常時のメンタルヘルスケアに有効です。
特に子どもがいる場合は、食事に甘いものを追加するとストレスの軽減につながります。
買出しの際には、
・賞味期限が数か月あるもの
・普段食べなれているもの
・食べきりや持ち運びに便利な個包装のもの
以上を意識して購入すると、賞味期限切れの廃棄の心配もなく消費できます。

お菓子の備蓄で注意が必要なのは、うっかり食べ過ぎてしまって、補充する前に切らしてしまうことです。食べてから買うのではなく、買ってきたものを保存して、古いモノを食べる、という習慣をつけていきましょう。

まとめ

ローリングストック法は、日常的に非常食(備蓄分)を食べて、食べたら買い足すという行為を繰り返し、常に家庭に新しい非常食を確保する方法です。この方法を取り入れれば、普段から食べているものが災害時の食卓に並び、安心して食事をとることができます。
初日は賞味期限の切れやすいものからはじめ、その後は乾物や発酵食品などの保存食やインスタントヌードル、フリーズドライ食品、お菓子類で乗り切る。
ぜひローリングストックを日常に取り入れて、「もしもの時」慌てることなく、落ち着いて食を確保できるように備えていきましょう!

OBJの災害支援・生活復旧支援の物資寄贈にご協力を!

●物資提供のご支援
オペレーション・ブレッシング・ジャパンでは、災害支援時いち早く被災地へ食料を含む生活物資をお届けするために、衛生用品、生活用品、食料品、飲料水等のご寄贈を受け付けています。「Amazonみんなで応援プログラム」にて団体の「ほしい物リスト」を公開しておりますので、こちらから簡単に物資の支援を行うことができます。
以下のリンクより皆様のご協力をどうぞよろしくお願いします!

支援はこちらから(amazonみんなで応援プログラム)

●企業様向け 物資提供・マッチングギフト方式の支援プログラム
企業・団体の皆様にはご寄付やCSR活動、SDGsへの貢献など、様々な方法でご支援いただくことができます。
緊急時には水、食糧、衛生用品、清掃用品等、生活復旧期には生活用品、学用品、その他生活の立て直しに必要な物資が必要となります。
当団体は国内外の企業とともに多様なパートナーシップ事業を実施し、実績と経験を有しておりますので、(協力企業と協力団体のご紹介)詳しくはこちらをご覧ください。

物資提供・CSR活動のお問合せ

 

関連記事