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【福島:復興支援】福島で「ゴスペル」を歌い続けていく意味

軽快なピアノの音に合わせて、美しく重なり合ういくつもの声のハーモニーが聞こえてきます。
「福島を希望の地に」をビジョンに福島県南相馬市で毎月行っている「RISE UP」ゴスペル教室。

教室では、姿勢と呼吸方法に始まり、発声、発音、コーラストレーニングをしながら、課題曲の練習を行います。
今回歌ったのは、世界中で親しまれている曲「Amazing Grace」です。

【福島:復興支援】福島で「ゴスペル」を歌い続けていく意味

【福島:復興支援】福島で「ゴスペル」を歌い続けていく意味

ソプラノ、アルト、テナーに分かれてパートの練習をしながら、アクセントをつけて歌うべきところや、リズムの刻み方などを学んでいきます。
初めて参加された方も、少し緊張された面持ちでしたが、ステップを踏みながら歌っていくうちに、自然と晴れやかな表情へと変わっていきました。

【福島:復興支援】福島で「ゴスペル」を歌い続けていく意味

【福島:復興支援】福島で「ゴスペル」を歌い続けていく意味

私たちが「ゴスペル」と呼んでいる音楽は「黒人霊歌」と呼ばれています。
過酷な奴隷生活の中で生きる希望を失った奴隷たちが、歌を通して魂の解放を神に求め、生きる力や希望を得てきたことが始まりと言われています。

同じような地域に住む、同じような境遇の人々が集い、互いに仲間として励まし合ったり祈ったりできるもの、それが「ゴスペル」でした。
それは決してうまい下手を評価するような音楽ではなく、また歌の才能がある一部のプロのための音楽でもなく、
一般の人々が日常生活の中で歌ってきた『民衆のための音楽』であると言うことができます。

原発問題を抱えながら、一部避難解除という現実と向き合っていかなければならない人々がいます。
故郷を失った人がいます。
故郷にとどまった人がいます。
人々は大災害によって地域や家族を分断され、大きな心の傷を受けています。

【福島:復興支援】福島で「ゴスペル」を歌い続けていく意味

【福島:復興支援】福島で「ゴスペル」を歌い続けていく意味

【福島:復興支援】福島で「ゴスペル」を歌い続けていく意味

そんな福島で「ゴスペル」を歌い続ける意味。
ゴスペルには「人生の応援歌」と言われるほど、前向きで希望に満ちたメッセージが込められています。
聖書をベースに作られた歌詞は、世代や国籍という枠を越え、日々の生活に力と感謝を与えてくれるものとして多くの人々に親しまれています。

「Amazing Grace」の歌詞の中にも、大きな「希望」が込められています。
「福島を希望の地にして、福島から希望と愛のメッセージを発信していきたい」
この人生を受け止め、感謝し、賛美し、強く生きていきたい。
それが生きる意味。

【福島:復興支援】福島で「ゴスペル」を歌い続けていく意味

【福島:復興支援】福島で「ゴスペル」を歌い続けていく意味

歌うのが好きな方、なにか新しいことを始めてみたい方は、ぜひこの希望の輪に入ってみてはいかがでしょうか。
ここ福島から、歌の力で一緒に全国へ力強いメッセージを届けていきましょう!

■福島復興 支援の窓口
支援</p> <p>のお願い

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