【バハマ】ハリケーンドリアン 現地で支援活動開始
大西洋で発生した今年最強のハリケーン「ドリアン」はバハマ諸島北部を直撃し、壊滅的な被害をもたらしました。
オペレーション・ブレッシングはこの事態を受け、現地へ緊急支援に入りました。
二艘の船に物資を積み込み、合計12時間をかけて海を渡り、被害がとりわけ深刻なマルシュ港にたどり着きました。
二晩に渡ってカテゴリー5のハリケーンの猛威を浴びたバハマ諸島では、約7万人の住民が住宅を失ったということです。
水道や電気といったインフラにも壊滅的な被害が広がっています。
これまでに45人の死亡が確認されていますが、いまだ数百人が行方不明で、今後死者が大幅に増えるとみられています。
現地で支援の指揮にあたっているディエゴ・トラベルソは、次のように語っています。
「今後懸念されるのは、感染症の流行です。ここではゴミが辺り一面に散乱し、動物の死骸や遺体があちこちに放置されています。」
先週末にかけて1500人が船でアメリカのフロリダ州に避難しましたが、現在も多くの住民が移動手段もなく島に取り残されています。
オペレーション・ブレッシングは、医療が届かない場所で医師による治療活動を行っています。
また、太陽光エネルギーを利用した淡水化装置を現地に設置しました。
被災地において、安全に管理された飲み水は大変手に入れがたく貴重なものです。
また、夜間でも安心して生活できるよう、被災した家族に太陽光ライトを配っています。
受け取った子どもたちは待ち望んでいた光に大喜びし、明るい空間の中で遊んで過ごすなど、過酷な環境の中でわずかながらも落ち着きを取り戻せたようでした。
今後も被害は拡大すると見られ、継続的な支援が必要とされています。
ハリケーン、洪水などの被害からの復興は、自然災害の多い日本に暮らす私たちが経験してきた通り、非常に長い道のりです。
この危機に、どうか日本の皆さまのお力を貸していただけますようお願いいたします。
◆現地リポート動画はこちら(※音声:英語)
■Hurricane Dorian Relief Fund
※活動内容、現地状況はオペレーション・ブレッシング・ジャパンのホームページ、フェイスブックなどでもお伝えして参ります。