ケニアの村に夢の井戸
小さなモラ村では、雨が降るたびに水が飲めなくなっていました。
この村の女性や子供たちは、1.5km以上離れた小川まで水を汲みに行っていました。その道のりは遠いだけでなく、途中には洪水が起きたらたちまち押し流されてしまいそうな、ぐらぐらする橋がありました。
そこで、ジョゼフという村人が、井戸を掘るための土地を村に寄付しようと申し出ました。村人たちはさっそく井戸を掘りました。井戸はむき出しになっていて、水を汲みに来た女性や子供には危険な状態でした。
そこにOperation Blessing International(OPI)のチームがやってきて、井戸に覆いをかけ、揚水ポンプを設置するのを手伝いました。
ジョゼフとOBIの協力によって、400人以上の村人が、どんな天気の日でも自宅近くで安全に水を汲めるようになったのです。
「この村できれいな水を飲めるようになって、本当によかったです」とジョゼフは言います。「私たちの長年の夢だったのです」。