【福島:復興支援】九州と東北ーゴスペルで生まれた希望の輪
2017年3月17日
「目標は今年の仙台ゴスペルフェスティバル出場!」
その熱い思いで一つに結ばれた、南相馬ゴスペルクワイア「Rise Up」。
今回で2回目の参加となるディレクター中山栄嗣さんをお迎えし、熱気に溢れたレッスンが行われました。
新曲「You Are Good」では、左右にステップを踏み、時には両腕を振って、歌う喜びを体全体で表します。
グルーヴに乗せて歌声を響かせる皆さんの表情は、とても晴れやかで力強さに満ちていました。
震災後希薄化が進んでいる地域コミュニティの活性化、そして人と人との繋がりの回復を目的に立ち上げられた、「Rise Upゴスペル教室」。
歌うことの楽しさや難しさ、そして練習曲を歌いきった達成感をこの場で共有することが、参加者のみなさんを一つにしていきました。
そしてこのRise Upゴスペルクワイアには、心強い仲間がいます。
去る3月11日、福岡県久留米市で、900名を超える大規模な被災地復興支援のチャリティーコンサートが行われました。
そのコンサートの中心的存在として活躍した、「ゴスペルクワイアO.V.G」の皆さんが、南相馬のゴスペルクワイアに向けてビデオメッセージを届けてくれたのです。
「東北の皆さん、福島の皆さんのことを、私たちは覚えて応援しています。
いつか一緒に、みんなでゴスペルを歌いましょう!」
九州と東北という、距離を大きく超えた繋がりがここ被災地に誕生しました。
この繋がりの輪がさらに各地へと広がり、新たな希望の光となって被災地に力をもたらすことを心から願っています。
南相馬のゴスペルクワイアと一歩ずつ進む復興への道を、どうぞみなさんも支援を通し共にしてください。
■福島復興 支援の窓口