【インタビュー第2弾】OBJボランティア礼帆さん
福島でコミュニティ支援を行っているオペレーション・ブレッシング・ジャパンでは、多種多様なバックグラウンドを持った学生や社会人がボランティアとして多数在籍し、私たちの活動を支えています。これから定期的に、OBJで活躍しているボランティアのインタビュー記事や、活動の様子を紹介していきたいと思います。
今回はインタビュー第2弾!南相馬RISE UPゴスペルクワイアに発足当初から参加し、放課後児童クラブのボランティアとしても活躍している、礼帆さんにお話を聞きました。
―まずは簡単な自己紹介からお願いします。
南相馬市出身の高校1年生です。同級生の友達に誘われたことがきっかけで、RISEUPゴスペル教室に通い始めました。趣味はハンドメイドと歌うことです。
ゴスペル教室は、ワークショップに参加したという友達に誘われて通い始めました。
―礼帆さんはソプラノとしてRISE UPゴスペルクワイアの欠かせない存在ですね!このゴスペル教室の魅力を教えてもらえますか?
たくさんありますが、とくかくノリがいいところです!ソプラノ、アルト、テナーがそれぞれ他のパートを盛り上げてくれるから、歌ってるとき盛り上がるし、どのパートも輝いて見えるんです。まさにみんなが「なくてはならない大切な仲間」って感じ。クワイアーの皆さんには感謝でいっぱいです!
―OBJを通して新たな仲間に出会えたんですね!
では、ボランティアに参加しようと思ったきっかけを教えてください。
OBJのホームページで、南相馬での子育て支援に関する記事を見たのがきっかけです。私は保育士を目指していて、機会があったら子どもを地域で育てる働きに参加してみたいと思っていました。
学校のない日はこうしてサテライトオフィスに来て、放課後の子どもたちとかかわれるのをとてもうれしく思います。
―ボランティアに参加して早1カ月。子どもたちと一緒に遊んだり、宿題を見たりと、あとりえクラブのお姉さん的存在としてすっかりみんなから慕われていますよね。
この働きに参加して、実際に感じたことを教えてください。
子どもたちの成長を間近で見れることにやりがいを感じています。ある子はハキハキとあいさつできるようになったり、「ありがとう」をしっかり言えるようになったり。
ささいなことかもしれないけど、それが私にとっては特別なことです。
もうひとつ挙げるなら、この「あとりえクラブ」は、子どもたちが単に遊ぶだけではなく、「学校・家庭とはまた別の、第三の成長の場を作るところ」だと感じました。
時に子どもたち同士でぶつかることもありますが、丁寧な対話を重ねることによって、次からどうすればいいのか、また相手にどのような言葉をかけたらいいのか、相手のことを考える気持ちが育っていっているように思います。
―福島を応援してくれている人たちにメッセージをお願いします。
震災から8年が経った今でも、被災地に関する間違った情報が流れています。来年はオリンピックもひかえてるけど、世間が福島から目を背けているように感じる時もあるんです。
福島の人たちはどんな暮らしをしているのか、どんな課題を抱えているのか、福島の正確な情報を知ってほしいし、OBJや地域に密着して活動している団体が発信する現地の声に、耳を傾けてもらえればと思います。福島を「知ろう」とすることが、復興の一歩につながると信じています。
―ありがとうございます!これからも礼帆さんと一緒に活動できるのを楽しみにしています!
(インタビュアー:渡邉)
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