【ハワイ・マウイ島支援】希望はハワイの水平線上に！

2023年8月、ハワイ・マウイ島はアメリカを襲った過去100年で最悪の火災に見舞われました。火災後、マウイ島の住人たちは、愛する人を失ったり行方不明になったりしている悲しみに加え、生活必需品を手に入れるための苦労が彼らの苦しみをさらに悪化させています。1万人以上の人々が家を失い避難しなければならない状態に陥り、助けを必要としていました。

皆様のご協力によって、私たち災害救援チームはすぐにハワイへ派遣され、助けを求めていた人々に応えることができました。地元の教会や、YWAMのようなネットワークを持つパートナー団体とつながり、ハワイへの重要な救援物資の調達と提供に協力いただきました。テントや衣類、衛生用品、防水シート、ランタン、発電機、料理に必要な道具、そしてさらに多くの緊急補給品を集めることができたのです。

支援物資がハワイ島に到着し輸送の準備が整うとすぐに、少人数で編成された私たちのチームが、被害の大きかったマウイ島へ向かいました。マウイ島の資源はこれ以上支援チームを受け入れる余裕のない状態にあり、最も必要な救援スタッフのみが直接訪問するよう奨励されていためです。いくつかの救援チームは抵抗に遭いましたが、私たちのチームは細心の注意と祈りを持って、壊滅的な被害に遭った島の住民に手を差し伸べ始めました。

現地に到着して間もなく、チームはきれいな水がなくて困っている人々に出会いました。エア・モバイル・ミニストリーズ（Air Mobile Ministries）と連携して、これらの家族が使えるように水の濾過装置を設置、地域で緊急に必要としている人々にきれいな水を届けました。

住民の1人であるエドワードは、咳きこみ、敗北感と苦しみを露わにしながら、深刻な水不足などマウイ島が経験している苦痛を語りました。
「汚染がひどいので、ボトル1つを巡って争わなければならない。」

しかし、皆様のような思いやりのある方々が提供してくださった水の濾過装置があれば、家族は病気にかかることを恐れることなく、安心して水を飲み、料理を作ることができるようになります。

「水源が何であれ、水を汲んできれいにすることができます。」
とエア・モバイル・ミニストリーズのジョー・ハーストンは言います。
「最も重要なことは、彼らが必要な時に水を手に入れることができ、隣人のためにも届けられるということです。彼らはきれいな水を誰かに与えることが可能になりました。」

ジョーが濾過を実演すると、マウイ島の人々の顔から不安が消え、笑みが溢れ始めました。希望が見え始めたのです。

「濾過装置を得て、誰もがきれいで健康的な水を飲んでいることを知るだけで、住民たちには大変嬉しいことです。」とエドワードは言いました。
「皆さまのように、私たちが助けを必要としている時に手を差し伸べてくれるということは、私たちにとってとても重要な意味のあることです。本当に感謝しています。ありがとう。」