災害救援領域の支援活動 Disaster Relief

災害救援領域の支援活動 Disaster Relief

毎年、世界中の多くの人々が、ハリケーン、竜巻、地震、津波、台風、火事、旱魃、不作などの災害に見舞われています。
オペレーション・ブレッシングは、こうした災害の被災者を早い段階から支援するため、食料、安全な飲み水、医薬品などの緊急救援物資を提供しています。

その後は、被災地の長期的な復興に向けて、がれきの除去や家屋の修繕に協力するほか、被災地の経済活動を活性化させ、被災者が再び仕事について自立した生活を送れるようにするためのマイクロエンタープライズ・プロジェクトなども実施しています

オペレーション・ブレッシングの災害救援活動に関するQ&A

オペレーション・ブレッシングは、被災者のどのようなニーズに応えているのですか?
災害に同じものは2つとなく、そのたびに特別な救援戦略を立てる必要があります。けれども、被災者が最初に必要とする支援は共通しています。それは、食料と、安全な飲み水と、医療です。状況が落ち着いてきて、これらの必要が満たされたら、長期的な経済的復興のための支援に移行します。例えば、2011年に日本で発生した東日本大震災では、最初に食料をはじめとする緊急支援物資を提供し、次に、東北地方の漁業の復興のために漁具や漁船を寄贈しました。
災害に迅速に対応するために、どのような体制をとっているのですか?
OBIの本拠地のあるアメリカでは、バージニア州、フロリダ州、テキサス州に物資や機材を準備していて、アメリカ国内なら12時間から24時間でどこへでも駆けつけることができます。ラテンアメリカでは、メキシコ、ハイチ、ホンジュラス、グアテマラ、エルサルバドル、ペルーで活動を展開していて、訓練を受けたチームがいつでも要請に応じられるように待機しています。アジアでは、 インド、フィリピン、インドネシア、タイ、日本にチームがあります。このように多くの地域に拠点をもつ私たちは、世界の災害救援活動に大きな影響力を及ぼしています。オペレーション・ブレッシングが被災地でいちはやく活動を開始し、成果をあげるのを見て、外国政府や国内企業が現金や医薬品や物資の支援にのりだし、私たちの活動がさらに拡大するというケースが増えています。
災害救援活動のあり方につき、どのような方針をもっていますか?
オペレーション・ブレッシングの災害救援活動のモットーの1つに、「尋ねよ、語るな」というものがあります。私たちは現地のリーダーや対策本部のスタッフに、自分たちにできることを先に告げるのではなく、「今ここで最も必要とされているものはなんですか?」と尋ねます。その返事は、発電機や眼鏡が欲しいといった単純なものから、2005年のハリケーン・カトリーナの被災地となったニューオーリンズで要請された西ナイル熱の流行の阻止まで、さまざまです。西ナイル熱の問題に対しては、「バグ・バスターズ」プログラムとして、病原ウイルスを媒介する蚊から被災者を守るために、大量の蚊帳を配布しました。