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心に寄り添う災害支援ー福島県沖地震から2カ月【宮城県山元町】


崩れ落ちた屋根瓦をトラックに積み込み、災害ゴミの仮置き場に運んでいます。
仮置き場までのトラックが通るその道はかつて田畑や民家が広がっていたその場所です。
東日本大震災の津波被害で生活のすべてが押し流されてしまったその跡地を、今また災害ゴミを運んでいるのです。

落ちた屋根瓦をゴミ置き場に運ぶスタッフ

今年2月13日に発生した福島沖地震で私たちオペレーション・ブレッシング・ジャパンは宮城県亘理郡山元町の支援に入っています。
今回、依頼くださったTさんもまた東日本大震災で被災したおひとりでした。
幸いにも津波の被害は受けなかったものの、当時も屋根から瓦が落ちて修理に大変苦労しました。

「10年前の東日本大震災の時の恐怖が甦ってきた。
携帯電話から突然通知される緊急地震速報のあの音…怖かったあの音がまた聞こえてきた…。」

東日本大震災から10年が経とうとした、その直前に起きた震度6強の地震。10年前に比べてこの山元町は高齢化率4割と地域住民の年月もまた経過しています。
少子高齢化と災害支援。これはこれからの日本にとって大きな課題となります。
作業に偏りがちな支援現場で被災された方のお話を聴き、一緒に片づけをすることで、皆さんが一人ではないということ、誰かが助けに来てくれるという希望を与えることができます。それは物理的支援に留まらない、心の支援です。

もう一件山元町で訪問した、Oさん宅は、地震で倒壊した庭の石灯籠を廃棄したいという案件でした。
きれいに整えられた和風の庭。春になって植えられた庭木は色とりどりに花咲いています。
依頼主は生け花の師範。
丁寧にされてきた庭を見るだけで、心配りの行き届いたOさんのようすがうかがい知れました。

私たちが四苦八苦して動かした灯篭の下には龍の髭と呼ばれる庭のグランドカバーに使われる植物が植えられていました。
「ごめんなさいね、このお花たちが死んでしまうと思って…これで息ができましたね。」
私たちはこのときOさんが大切にしてきた思いを知ることができました。

その支援には人の命に直結するほどの緊急性はなかったかもしれませんが、恐ろしい地震の夜を経験した女性の思いを受け取る「支援する誰か」がいたということをお伝えできたのです。

東日本大震災から10年。
インフラの復興が進んでも、心の回復への道のりは半ば。
私たちオペレーション・ブレッシング・ジャパンの支援チームは被災地の一人ひとりのレジリエンス(回復力)を高め、「地域の共助力を引き出す」ために新しい支援のフレームワーク「市民ソーシャルワーク支援」を構築しています。

被災から心が回復し、地域の人々が地域を支えていく。
そんな共助の仕組みづくりを災害支援の現場から発信していきます。

■緊急災害支援寄付の窓口

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