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【山元町200戸で断水続く】孤立化する高齢者に水提供「涙出る」

13日深夜の地震で震度6弱を記録し、最大約2900戸が断水した宮城県山元町。
19日朝の時点で、町内全域の水道本管は全面復旧をしました。しかし、本管から各家庭に水を送る給水管が破損しているため、水が出ないお宅が現在も200件以上に上っています。

オペレーション・ブレッシング・ジャパンは、姿の見えにくい「在宅被災者」の方へ確実に支援を届けるため、地域のキーパーソンと協力した災害支援を開始。
普段から地区の見守り活動をしている方の元へお伺いし、特に助けが必要だと予想される高齢者世帯の情報収集を行いました。そこでリストに挙がったお宅のもとへ、一軒一軒案内して頂き、安否確認と給水支援を行いました。

見回りで聞こえてきた喜びと安堵の声


「溜めておいた水がちょうど切れたところで、今から給水所に行こうと思っていた。本当に助かる。」と笑顔を見せてくれたのは、一人暮らしの70代の女性。自宅から最寄りの給水所までは歩いて40分以上かかります。車も持っていないため、移動手段は徒歩しかありません。
水がもらえる場所はわかるのに、そこまでたどり着くことができない方々が、非常に多く存在していました。

また多くの方が口にしたのが、あの夜起きた地震の恐怖、そして一人暮らし故の心細さです。
ある80代の女性は、「揺れに驚いてとっさに動いたら指を怪我してしまった。あの夜以来、寝室で寝るのが怖くて居間で灯をつけながら寝ている。まるで3.11の時の様で、恐ろしくてたまらない」と訴えます。
スタッフがタンクに入ったお水をお渡しすると、「こんなにたくさん、どうもありがとう。皆さんの顔を見たら安心して涙が出てきた」と、声を震わせていました。
あの大地震で不安な夜を過ごし、水のない不自由な暮らしをたった独りで耐え忍んでいたことを思うと、私たちも胸が痛みました。

周囲に助けを求められる人もいない。移動手段もない。そのような孤立状態の方々は、「自分が我慢すればいいから」と声をあげることも少なく、それゆえに必要性が見過ごされてしまいがちです。
だからこそ私たちは声なき声を拾い上げ、実際に足を運びます。お一人おひとりのつらい体験に寄り添いながら、最も必要としている物を届け、「あなたは一人ではないですよ」と声を掛けます。
訪問で回った多くの方々が、「自分のために誰かが来てくれて嬉しかった、安心した」と涙を流していました。不安を抱えている高齢者へのちょっとしたひと声は、連絡できる人・場所があるという安心感につながります。

南相馬からOBJボランティアも出動

私たちは、ボランティアによる災害支援のネットワークづくりにも力を入れています。
今回支援活動に入ってくださった佐藤孝子さん、姜さんは、共に南相馬市の教会のメンバーであり、普段から復興コミュニティスペースの学童保育にボランティアとして参加してくださっています。
「支援の届かないところに助けの手を」というOBJのモットーに賛同し、自分にできる形で人々を助けていきたいという想いで私たちの活動を支えてくれています。
ここで、支援活動を終えたおふたりのお声をご紹介します。

姜さん
「とても貴重な働きに加えていただいて感謝でした。またいつでもお声がけください。
私はおばあちゃん子なので、昨日お会いしたご高齢の方々はみな私のおばあちゃん、私のおじいちゃんのようでした。
一人でどんなに怖かっただろうかと思うと胸が痛みます。今不安や苦しみを抱えている方々が癒されるように祈ります。」


佐藤孝子さん
「災害が起きた時、市民達はすぐ助けが必要ですから、OBJの様な迅速な働きは大変重要だと思います。細やかな力ですが、これからもっと続けて応援させていただきます。
人との繋がり、輪が広まっていく喜びはステキなプレゼント。OBJとの出会いに感謝します。」


オペレーション・ブレッシング・ジャパンは、継続的に現地から情報収集を行いながら、必要な物資の提供と見守りによる災害支援を続けていきます。ボランティアを始め、多くの方にご協力をいただいていることを心から感謝致します。
災害時の支援活動や、防災力向上のための平時の連携体制づくりの「備え」に関する活動を実施するため、皆様のご支援をどうぞよろしくお願い致します。

■緊急災害支援寄付の窓口

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