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オペレーション・ブレッシング・ジャパン スタッフブログ

  • date : 2014.08.27
  • writer : kei

カーナビに記憶された街【陸前高田市】

おはようございます。PR部の恵です。

3.11-東日本大震災が起こる前 夏休みになると家族で陸前高田市へ海水浴に行っていました。 広田半島にある小さな海水浴場は水が澄んで 砂浜もきれいで、あまり人がいない 私たち家族のとっておきの場所だったのでした。

遊んで日焼けして疲れた身体で道の駅に立ち寄り 網焼きのホタテやイカを食べたり、かき氷やビールを楽しむ これが夏休みの定番のコースとなっていました。

時折見かけるニュースでは、海岸線が壊れてしまって とても泳げるようではない感じです。

あれから年月が経ち、今年は泳げなくてもいいから 海からの景色だけでも見に行こうと家族ででかけることにしました。

少しにぎやかさを取り戻しつつあるようです

少しにぎやかさを取り戻しつつあるようです

元の状態には程遠いのですが、砂浜には人影もあり、 少しにぎやかさを取り戻しつつあるようです。

海の地形は変わってしまいした。 津波が押し寄せて、ひいて行ったときに水底をすっかり持って行ってしまったのでしょうか。 波打際あたりが深くえぐられ、そのせいで寄せた波のひきが強くなっていて小さな子どもには危険に感じました。

街だったとは思えない風景

街だったとは思えない風景

1時間ほどして高田市内を通って帰宅する国道でのこと 街中に埋め立ての土砂を運搬する巨大な設備が据えられています。 まるで巨大なコンビナートか工場群のようで かつてここが街だったとは思えない風景です。

カーナビの中にしか存在しないかのようです

カーナビの中にしか存在しないかのようです

私の車には震災前に設置したカーナビがあり、 何もない景色の中に、以前はそこにあったはずの コンビニエンスストア、お土産屋さん、釣り具屋さん、旅館が映し出されていきます。 あの松林も1本を残し、跡形もありません。

それらは私たちが夏休みに通った、楽しかった記憶の場所であり 今はすでにカーナビの中にしか存在しないかのようです。

以前は賑やかに色があふれていた

以前は賑やかに色があふれていた

ここで暮らしていたみんなが買い物していたスーパーも、美容室も、学校も、職場も たくさんの思い出がつまった街に思い出の断片がない。 街が丸ごとなくなってしまった。 何もないのです。 この現実は、この景色を見るたびに人の心に痛みを与えます。

何もなくなってしまったこの土地の安全が確保されて みんなの心に楽しい記憶が、少しずつ増えていくように 祈らずにいられないのでした。

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