今年も楽しみにしていたよ!きもの美人
2014年6月8日(日)今日は雨もようの宮城県北東部へやってきました。
南三陸町 平成の森仮設住宅を訪問しての心のケア「ふれあいタイム」です。
今回は関東からの応援ボランティアの皆さんも参加して、着物の端切れでつくるアートフレーム「きもの美人」づくりを開きました。
ここ数日、体調がすぐれなかったという はぎのさん・・。(お名前が はぎのさん)
「これを作るのを何日も心待ちにしてました」とがんばって参加してくれました。
「若いころは、呉服屋さんで働いていた」と和服が大好きな はぎのさん
3年前の津波でご自身の大事にしていた着物と嫁がれた4人の娘さんの着物のすべてが津波に流されてしまったのです。
アートフレームをボランティアスタッフと一緒に作成しながら
「やっぱり、今日来て良かった。こうして遠くからボランティアに来てくれた皆さんとも会えて良かった。出来あがったら部屋に飾って、今日来てくれたみなさんの顔を思い出すからね」と話してくれました。
上の写真が完成した作品の数々。
フレームの中の着物と帯が映えていますね!
みなさんの表情をみていると、自分で何かを「作り上げる」・「表現する」・「形にする」ことは 私たちが思う以上に、気持ちを前向きにする力があるのだと気づかされました。
今回の着物の端切れは南三陸町にはボランティアに来れない方々からのご提供とご協力をいただきました。
今日、南三陸町の方々からスタッフにかけていただいた「ありがとう」の言葉は、様々なかたちでご支援いただいている皆様にむけられた言葉です。
これからも、OBJは支援者の皆様のそれぞれの思いを被災地の皆さんにお届けしていきます。