こんなペットが欲しかった!あとりえホープ
「こんなペットが欲しかった!」「友達がいたら嬉しいから作ってみた!」 「また来てほしい!」
5月29日 南相馬市のよつば保育園で「あとりえホープ」を開催しました。
これは私たちオペレーション・ブレッシング・ジャパンが「心のケアプログラム」の一環としておこなっているアクティビティです。
笑顔いっぱいの年長さんの子どもたちとごあいさつがわりに10分間のゲーム。
園児が31名いて、こちらが思っている以上に盛り上がります。
みんなの活発で元気のいい声を聞いて、私たちもすぐに子どもたちの輪の中にはいることができました。
ゲームのあとは今回のメインイベント「みんなで紙袋パペット人形づくり」です。
自分にとって最高の人形を作ろう!(おうちにいたらいいな)をテーマに自分オリジナルの人形をつくります。
ほとんどの子がパペットの工作が初めてのようでしたが、工作が始まると夢中になって取り組んでくれました。
見本のパペットを見ながら作る子や、自分自身がイメージするパペットを作ろうとする子などいろいろ。 絵の具コーナーでは、筆を使わず直接指で色を塗ります。
はじめは「赤、ください」「黄緑がいいな」と言っていた子どもたちでしたが「赤と白を混ぜたい」「黄色と青混ぜたい」とできあがる色に興味津々の様子です。
そんな中の一人、はずかしがり屋さんの子どもが「こういうのを作りたいからおしえてほしいです。」と言いにきてくれました。
この自発的な行動は保育園の先生にもうれしい驚きだったそうです。
「おうちにこんなペットが欲しいな、楽しいな」とおしゃべりしながら、可愛いうさぎや、強そうな怪獣ができあがっていきます。1時間後にできあがったパペットたちはカラフルでひとりひとりの個性がキラキラ光っています。スタッフの「自分の作品の感想を言える人いますか?」の質問には全員が「はーい!」と元気に手を挙げてくれました。子どもたちが自分でイメージして創り上げた自信作の数々です。
近藤副園長は「震災後こういう活動の案内を沢山いただいていて、うちの保育園では月に1回だけ受けることにしています。 こうやって、知らない方々とふれあえるのも震災があったからだと思って子どもたちには良い経験として残してあげたいと思っています。」
とお話しくださいました。
最後に園児からサプライズのプレゼント! 園児の皆さんの写真入りの手作りメッセージカードをいただきました。
今日のこの時間が、みんなの思い出の1コマになる事を願っています。