【熊本地震支援】東北から熊本へつながる支援【現地レポート】
2016年4月17日(日)
私たちOBJ現地支援チームは飲料、衛生用品、食品などを運ぶために福岡市内で物資を調達し熊本へ向かった。
九州自動車道は玉名市あたりから渋滞していて熊本市内まで続いていた。
自衛隊はまず被害の大きかった益城へ向かっている。
熊本市内では自分たちの力でなんとかしないといけない、そんな思いからか、物資を自分たちで運ぶ車の渋滞になる。
市内に入ると屋根が落ちていたり、ビル壁面が剥がれ落ちていたりするようすがあった。
熊本城の堀周りの壁も崩れている
支援センターとなる熊本ハーベストチャーチに物資をおろし、すぐに近くの出水南中学校へ飲料を運び込んだ。
中学校のグランドには100台ほどの車がとまって、体育館で休めない多くの住民が車中泊していた。
人々は終わりのない余震に疲れた表情をしている。
そこで出会った 田代文明氏はこの避難所の世話役を買ってでた。
私たちが仙台から来たことを伝えると、感動したようすだった。
実は彼は東日本大震災のとき仲間の建設関係者に呼びかけ、車で支援に駆けつけてくれたのだそうだ。
それがこうやってまた東北から支援がある、その不思議な縁に、勇気をもらいましたと感激の声だった
仙台から熊本
物理的な距離はあまりにも遠く思える。
しかし
今こそ熊本の人々を励まし、勇気づけたい。
なぜなら被災された人の気持ちに一番近く寄り添えるのは私たち被災経験をもつ東北の人々だからだ。
何もできないと思う人がいるかもしれない、でも私たち支援団体を通じてできることがある。
■Kumamoto Earthquake Fund, How to Give
皆様の支援と協力をお願いいたします。