ペルー 雨に脅かされる家
ペルーのイキトスに住む7歳のクリスチャンと母ミケリーナさんは、数年前から、雨期に入るたびに家を離れて高台に避難する生活を強いられていました。
二人の家は、村の家々の中でも比較ならないほど非常にもろく、いくつもの穴が屋根に空いていました。
また、地面からわずか1メートルの高さに建てられていたため、度々起こる洪水によって多くの危険にさらされていました。
洪水が起こると2.5メートル以上も水かさが増すため、二人はそのたびに離れた場所に避難し
唯一の雨しのぎとなる小さなテントに数ヶ月も暮らさなければなりませんでした。
「家から離れるのは嫌なんです」
ミケリーナさんは、オペレーション・ブレッシングのスタッフにそう語りました。
「狭くて小さなテントでは、家のように寛ぐこともできなくて、とても心細いんです。」
しかし家にいるときでも、クリスチャンとミケリーナさんが置かれている状況は過酷なものでした。
危険な家を修理したくても、必要な資材を買う余裕がないほど追いつめられた生活を送っていたからです。
「ときどき、この家が壊れてしまうんじゃないか怖くなるんだ。だから、神様がこの家を守ってくれるようにお祈りしてる。雨が降るたびにね。」
オペレーション・ブレッシングは、クリスチャンの状況を把握するとすぐさま新しい家の建設に取り掛かりました。
雨期に入る前に、地面から3メートルの高さに頑丈な家を建て、定期的に起こる洪水から逃れられるようにしました。
また、雨漏れしないしっかりした屋根を取り付け、二人が年中安心して暮らせるようにしました。
さらにオペレーション・ブレッシングチームは、ミケリーナさんが幼いクリスチャンを養うことができるよう
マイクロビジネスをスタートするための小額の融資をし、彼女が地域でキャンディーを売る仕事ができるように新品の手押し車もプレゼントしました。
「新しい手押し車を用意してくれたり、オペレーション・ブレッシングは私たち家族にたくさんのことをしてくれました。そのすべてに心から感謝しています。」
ミケリーナさんは、ご自身の喜びをそう語ってくれました。
いまは雨期に入っても、クリスチャンとミケリーナさんの生活が脅かされることはありません。
頑丈に作られた家の中で、安心して暮らすことができています。
クリスチャンは、「新しい家ができて、すごく幸せなんだ。」と嬉しそうに語ってくれました。
いまは雨期に入っても、クリスチャンとミケリーナさんの生活が脅かされることはありません。
頑丈に作られた家の中で、安心して暮らすことができています。
クリスチャンは、「新しい家ができて、すごく幸せなんだ。」と嬉しそうに語ってくれました。