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【ネパール支援2017】未来へつながる教育支援

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5歳のギャンガちゃんは、ネパールの小さな農村に生まれました。
この村では、農業や地域の工場に出稼ぎでくる多くの子どもたちと両親が、半年毎に移住してきます。

多くの家族たちは、大人こども関係なく働かなければならない状況に立たされています。たとえ仕事の内容が過酷なものでも、極度の貧困生活を生き抜いていくために働かなくてはなりません。

日々汗を流している子どもたちは、家族のために食料や住む場所を確保するお金を稼いでいます。
しかし、それは学校へ通えないことを同時に意味します。
その状況が、抜け出せない貧困のサイクルを加速させ、貴重な子ども時代を犠牲にさせている原因となっているのです。

一方子ども達の家族は、今日明日食べていけるかどうかを気にかけるのが精いっぱいで、子ども達の生活を改善していく余裕がありません。
2014年のネパール中央統計局の調査によれば、5~14歳までの子どもの3分の1が労働についており、特に農村部においてその傾向が顕著であることがわかりました。
貧しい家族が生活水準を向上させ、安定した暮らしを送るようになるためには、変化をもたらすきっかけが必要不可欠だったのです。
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2016年3月、オペレーション・ブレッシング・インターナショナルは、ボランティアチームと非営利活動法人団体と協力し、4歳から14歳までの34人の子どもたちのために、安心して暮らせる「子どもの家」を建設しました。

この家の目的は、子ども達によりよい生活環境を提供し、両親の生活を支えつつ学校へ行くことを最優先にした暮らしをさせることです。
「子どもの家」に住むことになった子ども達は、決して親に捨てられたわけではありません。
子ども達は今も時折、親のいる家やシェルターを訪れ、顔を合わせて一緒の時間を過ごしています。

最近子どもの家にやってきた幼いギャンガちゃん。
家族が木工工場で季節限定の仕事を終えた後、6歳の兄キショル君を連れてやってきました。

彼女の両親は、子ども達に充分な衣服や食料を買う余裕がなく、学校へ行くための資金にも事欠いている状況でした。
子ども達は、よく路上で生活し、道端に生えている草や木の根、生ごみを食べて何とか飢えをしのいでいました。

極度の飢餓状態が、ギャンガちゃんとキショルくんに精神的負担を与え、2人には攻撃的な態度が目立っていました。
周りの子どもたちや大人のことを信用できなかったのです。特にギャンガちゃんは、関わるスタッフが困難を覚えるほど、見るからに周囲に対して心を閉ざしていました。

しかし時がたつにつれ、ふたりは少しずつ周りに心を開いていきました。
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生きるために必要なものを十分に与えられたギャンガちゃんとキショルくんは、確実に人を信じるということを学んでいきました。
オペレーション・ブレッシングと協力機関が提供した生活環境と、日々の教育が身を結び、2人は以前と比べ驚くほど心身ともに健康になりました。

ギャンガちゃんが受けた個別の教育プログラムは、彼女を大きく変身させたのです。
彼女はいま、きちんとした洋服を着て、毎日ご飯を食べ、子どもの家から徒歩で10分ほどの学校に定期的に通っています。
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子どもの家を建設し、必要な物をすべてそろえたことで、オペレーション・ブレッシングは子ども達の生活状態を大きく変革させることができました。
生まれて初めて使う清潔なお風呂や温かい毛布、マットレスが、ギャンガちゃんをはじめとした子ども達の成長を、ますます健やかなものへとしていくことでしょう。

子どもの家での暮らしは、ギャンガちゃんやキショル君、そのほか多くの子どもたちの人生を様々な意味で変えました。
清潔で温かいベッド、毎日食べれるご飯、そして身体を洗える綺麗なお風呂場は、彼らにとって人生で初めての経験です。
かつて工場で働いていた子ども達が、心のこもったケアや教育を十分に受けることで、彼らは大きな変身を遂げることができます。
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調査結果は、ネパール国家計画委員事務局の中央統計局による年次世帯調査にもとづいています。

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