オペレーション・ブレッシング・ジャパンは寄付金や物資を届ける支援活動を世界39ヶ国で行っている国際NGOです。Operation Blessing International (OBI)の日本での活動を担っています。

  • date : 2011.06.14
  • writer : オペレーション ブレッシング

漁師が職に戻れるように

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塩竈市浦戸諸島ー漁師は津波の後は必ず生活に苦しみます。
今回の津波も例外ではありません。津波は東北の太平洋沿岸500kmに渡り、高さ30mもの波で8km内陸まで被害を与えたのです。

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東北の方々は今回の津波で漁や貝類と海藻類の養殖に打撃を受けました。このことにより、日本の生活と食文化は大きな影響を与えられるという問題に直面しています。多くの船、網、浮き樽、養殖器具などが、津波により沖に流されたり、沿岸部に散乱したり、内陸部に流されてしまいました。

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日本での救援活動を始めた当初から、オペレーション・ブレッシングは漁師の方々が仕事に戻るために必要な道具を揃えられるよう努めてきました。
漁網がなければ漁師はどうなるでしょうか。私たちオペレーション・ブレッシングは、津波から助かった船で塩竃港に来られた一人の漁師さんを通し、浦戸諸島の漁師の皆さんに漁網を差し上げました。浦戸諸島の多くの漁師さんは家をなくし、現在は避難所で暮らしています。漁船、網、漁具の他に漁具や海の幸を運ぶために軽トラックが必要です。オペレーション・ブレッシングは三つの軽トラックを小さな貨物船で島に届けました。浦戸諸島はプランクトンが豊富な松島湾で養殖されるカキで有名です。浦戸諸島周辺で作られる養殖用の種ガキは日本全国のカキ養殖場に送られ(過去には米国へも)、現在もシアトル周辺で養殖されているカキと同じ種族です。

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津波によりほとんどのカキ養殖が被害を受けましたが、オペレーション・ブレッシングが必要な道具を届け始めた事で、漁師の皆さんは貝殻を使いカキの養殖棚を作ることが出来るので、水中に浮かんでいる種ガキがその貝殻につくはずです。カキの養殖をしているある若い漁師さんは、同僚と共にオペレーション・ブレッシングの会長ビル・ホーランと島で会った事がきっかけで津波の後も養殖を続けようと思ったそうです。彼は自分の船で一番初めに塩竃港に浮き樽を取りに来た漁師です。この旅路は何度も漁師の皆さんが津波で被害を受けていた港にトラックに積まれていた用具を取りに来ていただいた路です。

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浮き樽の他に養殖の過程に必要なのは、海底につなぐいかりでした。オペレーション・ブレッシングでは、このいかりを1,000丁以上、七ヶ浜町にある津波の被害を受けることのなかった製鋼所を通して発注する事が出来ました。島の漁師さんは七ヶ浜町にある小さな漁港に8つの船をつなぎ、一つ30kgするいかりをクレーン車でその船に乗せました。 多くの漁師は目が良く、遠くの魚を見当てる事が自慢ですが、若い鮭漁師の羽賀さんの場合もそうです。しかし、彼の同僚の年配の方の多くは津波でメガネを流されてしまいました。メガネは仕事のためにも必要なのです。

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オペレーション・ブレッシングは、被災者の方にアイ・クリニックを開き、これらを無料で提供し、被災された方々に希望と仕事に戻っていただくことを大きな目標の一つとして動いて来ました。内海さんはカキの漁師であり、私たちが島でのアイ・クリニックでメガネを差し上げた皆さんのうちの一人です。そして浮き樽といかりを船で取りに来て下さったうちの一人でもあります。私たちの島での働きに内海さんは感謝してくださっており、オペレーション・ブレッシングのロゴを貼った船で誇り高く松島湾を駆け回っています。

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