「夏休みの思い出」をプレゼント①
東日本大震災の地震と津波で福島第一原発の事故が発生しました。 福島に住む子どもたちは事故の影響によって、外で自由に遊ぶことができていません。
2014年8月-オペレーション・ブレッシング・ジャパンは福島の子どもたちを招いて、楽しい体験をプレゼント。
宮城県大衡村の自然いっぱいの場所でアクティビティ満載の2泊3日のキャンプを開催いたしました。
8月7日の初日。 お昼・・朝早くから準備したみんながキャンプ地に到着です。
まずは参加者が集まってのオリエンテーリング。 代表ドナルド・トムソンからこれまでのOBJの活動を紹介し 「みんなが誰かの力になってあげられるように・・。」と話しがありました。
その後は自己紹介ゲームです。 一人ずつインタビューしながら全員と話できる機会になっていて 少し堅かった表情にも笑顔が見えるようになりました。
雷雨になりそうな天気の午後、本日のメインイベント カラフル野菜クッキー講座(※(株)エージーによる)を開催。 野菜の栄養素を学びながら楽しく美味しくクッキー作りを体験します。
クッキー生地は赤・黄色・緑の3色の野菜が練りこまれていて 参加した子供たちはカラフルな生地をみて大喜び! さっそく型ぬきに取り掛かります。
そんな中、将来の夢が「パティシエ」と言っていた男の子 「見て!僕が自分で作ったんだよ。上手でしょ。」と作ったクッキーを持ってきました。
手のひらのクッキーは型ぬきで作ったものではなく、自分の手で好きな形に作ったクッキー。 短時間で作ったとは思えないような仕上がりでビックリ。 「すごいね!」と応えると、ニッコリ笑顔を見せてくれました。
今朝・・キャンプ地であるゴスペルタウンに向かうまでの車内でのこと・・ 「僕はお菓子作りが大好き!!だからパティシエになれたらいいな。 まわりを驚かせるくらい、大きなケーキを作ったり みんなが美味しいって言ってくれるような物を作りたい。」 と教えてくれていたのです。
男の子の家は津波に流され、住んでいた場所も原発による影響があります。 また仮設住宅の生活では、お菓子作りはなかなか難しく 今回のクッキー作りを楽しみにしてくれていたのだそうです。
クッキー作りが終わった後、「今度はでっかいケーキ作りをしたい!将来の夢の練習にもなるしね。」 と目をキラキラさせていたのが印象的でした。
明日は万葉クリエートパークでアスレチックです。
初日からこんなにはりきっていて大丈夫かな?(笑)
つづく・・・