オペレーション・ブレッシング・ジャパンは寄付金や物資を届ける支援活動を世界39ヶ国で行っている国際NGOです。Operation Blessing International (OBI)の日本での活動を担っています。

  • date : 2018.06.22
  • writer : obj

【コラム掲載情報】6/20福島民報「民報サロン」

皆様こんにちわ。オペレーション・ブレッシング・ジャパン広報の渡邉です。
6月20日、「福島民報」の民報サロンに第3回目となるコラムを掲載させて頂きましたのでご紹介致します。

「故郷の今を伝え続ける」

「うちの地元 何もないからなあ」
学生の頃、友達と話す時によく口にしていたこの言葉。都会のように一日を遊んで過ごせるような場所がない、と昔はよく考えていました。
「何もない」と言い切っていた当時の私は、地元の素晴らしさを見いだそうとするよりも、遠い都会に目を向けて、物質的な豊かさや利便性に富んだ暮らしの理想をただ追い求めていたように思います。
地元の名物や特産品、観光地など、ちゃんと知ろうともしないで「何もない」と言っていたのですから、今思えば盲目もいいところです。
しかし、現在の仕事に就き、地元の方々と関わりを持たせていただく中で、私の価値観はすっかり変えられました。

私が所属する国際NGOオペレーション・ブレッシング・ジャパン(OBJ)は、東日本大震災をきっかけに被災地での支援活動を開始しました。
私は2015(平成27)年2月に心のケアアシスタントとしてOBJに就職し、現在は広報担当として本県の復興支援事業に携わっています。
先日、OBJの活動の一環で福島の現状を伝えるビデオを制作することになり、南相馬在住の方々を取材する機会が与えられました。
取材を受けてくださった方々は、牧師や医師などさまざまでした。

インタビューの内容は、震災前後での暮らしの変化や原発事故による不安などの要素が含まれていましたが、最後に皆さんは「将来への希望」を語ってお話を締めくくっていました。
私たちが撮影した一人一人のお顔には、地元の現状を悲観している感じはなく、むしろ「南相馬に根ざして生きていく」という強い覚悟があふれていました。
4年間の活動を通して、故郷の暮らしを愛するような人々に出会ってきました。
自分が「何もない」と思っていた地元を多くの人が愛し、その風土を守っている姿を見るうちに、自分の過去の視野の狭さを恥ずかしく思うようになりました。今では声を大にして「南相馬に生まれて良かった」と言えます。

震災から今月11日で7年3カ月が経ちました。長い年月が経った今も、福島に対するイメージは未だマイナス面が多いのが現状です。
昨年、三菱研究所が東京都民を対象に行なったアンケート調査によれば、「福島県内の現状を都民は正しく理解していると思う」とする回答はわずか6・8%、「正しく理解していると思っていない」との回答は54・6%で半数を超えていることが分かりました。
この結果から、本県の現状への理解が十分に広まっていないと考えられます。

時間の経過と共に人の記憶は薄れていきます。
震災の風化を防ぐことは難しいですが、より厄介なのは事実に反するイメージが一人歩きすることではないでしょうか。
県民の役割は、福島の今を発信し続けることだと痛感しています。放射能への不安や地元の素晴らしさなどをありのままに伝え続けていくことが、故郷を愛する者の使命のように思うのです。

国際NGO特定非営利活動法人
オペレーション・ブレッシング・ジャパン
広報 渡邉恵



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