オペレーション・ブレッシング・ジャパンは寄付金や物資を届ける支援活動を世界39ヶ国で行っている国際NGOです。Operation Blessing International (OBI)の日本での活動を担っています。

  • date : 2014.03.07
  • 活動地域 : インド

呪術医からの解放

オペレーション・ブレッシング・インドの移動診療所は僻地の村で無料で診察を行っています。

オペレーション・ブレッシング・インドの移動診療所は僻地の村で無料で診察を行っています。

カマルさんはインドのマハーラーシュトラ県のバジェンという村に住む65歳の女性です。村には病院がないので、病気になった村人は呪術医のところに行きます。呪術医は、どんな病気にも同じ「治療」をします。高温になるまで熱した金属の棒を、患者の首と背中と脚に押し当てるのです。カマルさんは男3人、女7人の10人きょうだいの末っ子として生まれましたが、3人の姉と1人の兄は、幼い頃に病気で亡くなりました。

彼女は今、一人ぼっちです。家どうしの取り決めで5歳のときに22歳の男性と結婚しましたが、幼い妻が頑として両親のもとを離れようとしなかったので、夫が別の女性と結婚してしまったのです。ほかのきょうだいは全員結婚して実家から出ていきましたが、このような事情があるカマルさんと結婚しようとする男性は現れず、彼女はずっと実家の両親のもとで暮らしてきました。両親が亡くなってからは、彼女は半端仕事をして一人でひっそりと生きてきました。きょうだいとは音信不通です。

カマルさんは6年前から首の痛みに苦しんでいて、村の呪術医から過酷な「治療」を受けていましたが、痛みはひどくなる一方でした。そんなある日、彼女は、オペレーション・ブレッシング・インドの移動診療所がバジェン村に来て無料で診察を受けられることを知りました。移動診療所にやってきた彼女は、生まれてはじめて医師や薬や医療器具を目にして、「別の世界にいるみたいだわ」とつぶやきました。

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カマルさんは医師に首の痛みについて相談し、医師は彼女を診察して薬を処方しました。彼女は医師が皮膚を焼かないことに驚き、薬剤師から無料の薬を受け取り、服用のしかたを詳しく教えてもらい、日常生活において注意すべき点について指導を受けました。

今、彼女は喜びにあふれています。「オペレーション・ブレッシングが私たちの村を選び、無料で診察し、お薬をくださったことに感謝します。おかげで首の痛みはすっかり消えました。皆さんに親切にしていただいた日のことは決して忘れません」。

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