オペレーション・ブレッシング・ジャパンは寄付金や物資を届ける支援活動を世界39ヶ国で行っている国際NGOです。Operation Blessing International (OBI)の日本での活動を担っています。

  • date : 2013.10.18
  • 活動地域 : グローバル

未来につながる農業と漁業

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オペレーション・ブレッシング・インターナショナル(OBI)の活動報告『火山噴火被害からの復興』では、近くの火山の噴火により火山灰に埋もれてしまったグアテマラの小さな村に持続可能な農業を広めるプロジェクトをご紹介しました。私たちのチームは建築材料を提供し、村人たちに、栽培ベッドを置いて作物を育てる「レイズド・ベッド」という新しい農法を指導しました。数カ月後、村人たちは見事な野菜を大量に収穫することができましたが、なによりも喜ばしいのは、彼らがみずから栽培ベッドを管理し、同じ施設を作れるようになったことでした。

グアテマラのプロジェクトは、「困窮する人々に持続可能な方法で生計を立てることを教える」という方針に従ったものです。私たちは多くの国々で持続可能な農業プログラムを立ち上げてきましたが、私たちが去ったあともずっと、村人たちは自分たちの力でプロジェクトを維持し、食料を生産して、現金収入を得ています。

私たちがハイチで進めているティラピアという魚の放流も、持続可能な食料生産法の好例です(『世界中の人々に命の糧を』と『養殖業から広がる未来』をご覧ください)。できるだけ短い期間に魚を育てるために狭い水域内で高タンパクの餌を与える養殖とは違い、水産放流では自然の池や湖や溜め池に多数の幼魚を放ち、自力で餌を食べさせます。ティラピアは草食性の魚なので、放牧されている牛や馬が自由に牧草をはむように、水中の藻を食べて成長します。1匹10円の幼魚を放流すれば、1年もしないうちに1匹500円以上の価値のある成魚になるのです。

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OBIは、ハイチ農業省や、人工の湖や溜め池をつくっている地元の慈善団体と協力して、ハイチ初の水産放流に取り組んでいます。私たちの目標は、乱獲により魚がいなくなってしまったハイチ各地の池や湖を、ティラピアでいっぱいにすることです。これまでに放流した50万匹以上のティラピアが成魚になったら、漁師はそれをとって現金収入を得ることができますが、それでも多くの魚が生き残り、ずっと繁殖していきます。この戦略はほかの多くの国々で成功しているので、ハイチでもうまくいくでしょう。

オペレーション・ブレッシングを支援してくださる皆さんは、現代版の「パンと魚の奇跡*」に一役かっているのです。これからも、飢餓に苦しむ人々に食料を行き渡らせる私たちの取り組みを応援してください。

 

*「パンと魚の奇跡」:聖書の物語の1つ。あるときイエスは、説教を聴きに集まっていた群衆に食べ物を分け与えようとした。彼らは数匹の魚とわずかなパンしか持っていなかったが、イエスはこれだけの食べ物があったことを神に感謝し、祈りを捧げて、魚とパンを増やして数千人に分け与えたという。

 

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