オペレーション・ブレッシング・ジャパンは寄付金や物資を届ける支援活動を世界39ヶ国で行っている国際NGOです。Operation Blessing International (OBI)の日本での活動を担っています。

  • date : 2013.07.02
  • 活動地域 : フリータウン(シエラレオネ)

ストリートの女性たちを救う針仕事

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ビーさんの成功の秘訣は、裁縫の腕前と、1台のミシンと、1着のウェディングドレスにありました。

西アフリカのシエラレオネでは、手に職をもたない若い女性の多くが、ただ生きるために自分の体を売ることを余議なくされています。

ビーさんは、売春をしていた女性たちに裁縫の技能という新しい「売り物」を授け、針仕事で生計を立てるのに必要な道具を与える活動をしています。

「あの子たちには父親がいません」と、ビーさんは言います。「だから私が彼女たちを訓練し、自信をもたせて、売春などしなくても生きられるようにしてあげたいのです」。

ビーさんのこのプログラムは、1着のウェディングドレスから始まりました。シエラレオネの首都フリータウンで結婚式をあげる女性たちにこのドレスを有料で貸し出し、裁縫学校を開くのに必要な材料を購入するための資金を作ったのです。

裁縫学校の生徒たちの作品は販売され、そのお金は、プログラムの運営費と彼女たちの生活費にあてられます。けれどもビーさんのミシンは2台しかなく、生徒たちはこれを交替で使わなければならなかったので、作品の生産量には限界がありました。

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Operation Blessing International(OBI)は、ビーさんがこのプログラムを拡充できるように、生徒の全員に行き渡るだけのミシンと備品を裁縫学校に寄贈しました。生徒がそれぞれ自分の作業台をもてば、作品の生産量が増え、実習もしやすくなります。

ビーさんの裁縫学校の近所には、OBIが支援する学校があります。OBIは、ビーさんの裁縫学校に材料を提供して、この学校に通う貧しい子供たちの制服も仕立ててもらいました。

裁縫学校の生徒たちは、学校で裁縫の技能を身につけられるだけでなく、収入も得ることができるので、プログラム修了時には、売春をせずに生計を立てるのに必要な道具と材料を購入することができます。

ジョゼフィンという生徒は、「私はお裁縫ができるようになりたいのです」と言います。「そうすれば、食べ物を買うために体を売らなくてすむからです」。

すべての始まりとなったのは1着のウェディングドレス。この美しい白いドレスは、今、裁縫学校の生徒たちの手で補修され、きれいな状態に保たれています。彼女たちは、このウェディングドレスが着る人を幸せにするだけでなく、裁縫学校の大勢の生徒たちに希望と未来をもたらすことを知っています。

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