【コロナウイルス対策支援】福祉崩壊を食い止めるために除菌水を
コロナウイルスの感染拡大に伴って、ニュースや新聞など様々なメディアでよく耳にするのが、「医療崩壊」という言葉です。
しかしその一方で、「福祉崩壊」という新たな問題が深刻化していることは、あまり取り上げられていません。
先月下旬も千葉の介護福祉施設で集団感染が発生し、身体接触の伴う福祉現場での感染リスクの高さが浮き彫りになりました。
続々と除菌水の要請が入る福祉施設からは、限られたアルコールを事業所同士で分け合って使用していたり、施設の衛生管理のために毎日定期的に使用するアルコールがどうしても調達できず大変困っているというような、切迫した声が数多く寄せられています。
濃厚接触が避けられない現場
なぜ福祉施設で集団感染が発生しやすいのでしょうか。
オペレーション・ブレッシング・ジャパンのパートナー団体である京都市の社会福祉法人「ミッションからしだね」の武山さんは、現状を次のように語りました。
「障がい者施設や介護施設の現場では、トイレ介助や痰吸引、体位交換といった、身体接触の度合いが高いケアを行っています。介護が必要な方にとってこのようなケアは命に直結していますから、提供するサービスを縮小することはできません。ソーシャルディスタンスを取れば十分なケアが行えず利用者の方の命に関わってしまう。濃厚接触が当たり前の現場なので、感染リスクはどうしても高まってしまうのです」
当団体はそのようなひっ迫した状況で働く方々を少しでも応援したいと、継続して次亜塩素酸水の製造と配送を続けています。
除菌水を受け取った全国各地の施設から寄せられた喜びの声
このご支援によって、私たちは消毒液という物質面だけでなく、皆さまのお気持ちの面での温かく力強い後押しをいただけたように感じています。
いただきました消毒液は、早速、朝、夕の除菌作業に活用させていただいて
おります。お心のこもったご支援、本当にありがとうございました。
(京都市 身体障がい福祉施設)
オペレーション・ブレッシング・ジャパン様よりいただきました電解水を感謝して大切に使わせていただきます。
(京都市 児童発達支援施設)
長引くこの状況に不安を感じていたところ、電解水を送っていただきどうもありがとうございました。

感染に対する不安と葛藤を抱えながら、目の前の人たちの命と生活を支えようと、今もコロナウイルスの最前線で働く方々。
そのような人々の想いを、今度は私たちが支えていきたいと強く願っています。
当団体は現在、社会福祉法人ミッションからしだね、CWS Japanと連携し、除菌水を必要としている施設はどこか情報共有を行いながら活動を進めています。
この未だかつてない非常事態に、共にウイルスに立ち向かっていける仲間がいることは、本当に心強いことです。
現在下記の「受付窓口」にて寄付金をお預かりしております。
福祉現場に届けるためのマスク購入・配送などに使わせていただきますので、ご支援をお願い申し上げます。
【緊急】新型コロナウィルス対策支援募金
この活動は、SAP株式会社の助成協力、ホシザキ東北株式会社の技術協力をいただいて実施しています。

